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最近読んだ本 [本の感想]

ご無沙汰をしております。

今後、このブログでどういうことを表現していくか、つらつら考えていましたが、結論が出ません。

こういうときは流されるのが一番と、ひとまず流されていくかと思い始めたところです。

文体を当初のような「である」に戻そうかと思ったり。でもそうすると硬い文章になるよなあと思ったり。

ただそれだけのことも、う~んと唸ってしまう次第。

まあ、世の中、とんでもないことがまかり通るようになってきましたから、些細なこととは思います。



そんな思い悩む今日この頃でも本は読んでいるわけで。

シーナ&ロケッツのことをブログのネタにした後に、はからずもこんな本を読みました。

下北沢について

下北沢について

  • 作者: 吉本 ばなな
  • 出版社/メーカー: 幻冬舎
  • 発売日: 2016/09/23
  • メディア: 単行本


東京都内で暮らしたいと思ったことがほとんどない私が、唯一、とーっても若い頃に住んでみたいと思っていた町が「下北沢」でした。

妙な磁場がある町だと思っていました。若い頃はカルチャーとして、、、うーんと、サブカルチャーですね。そんなサブカルチャーにまみれられる町だと思って住んでみたいと。洋服も独特なデザイン、スタイルのものが売られていたし、そこで買い物をすることが楽しかったんですよ。いまより全然痩せていたので、ヘンテコリンナデザインでも着られる洋服がいっぱいあったし。

数年前は、仕事で下北沢にある施設へお邪魔をすることが多く、懐かしくて、いつも行くときはうろちょろうろちょろ。下北沢からてくてく歩くと三軒茶屋に出るというのも、いまとなってはお得感がありました。

そんな下北沢。

吉本ばななさんが暮らしているそうで、面白いことに冒頭から、シーナ&ロケッツの家族に下北沢で出会うという描写が出てきました。

同じだわ(笑)

20代前半の思い出を語っています。

そして、その頃下北沢に住んでみたいとこんなことを言っています。「……決してほめられたことではないのかもしれないが、よく観察すると下北沢では昼間からなにをしているのかわからない派手な服装の大人たちがぶらぶらしていた。酒場も夕方からすでににぎわっている。
 そのような生活がしたいということではなく、そのような生活がすぐそばにある場所に住んでみたいな、そう思った。……」と。

同じような思いを吉本ばななさんも、20代前半に抱いていました。

ちょうど世代も似ているので(私の方が少し年齢は上ですが)、同じような時代に同じような思いを抱いていたわけですね。

このエッセイには、暮らしているその土地についてと、その周辺にいた(いる)人たちについて書かれているのですが、吉本ばななさんの実に愛情の深い下北沢への思いが伝わって来ます。

その周辺の表現がうまいんですよね。平易な言葉ではあるけれど、あっちこっちに散らばっている感情や視線の先にある小さい欠片を、うまい具合に拾い上げている。うんうんと頷けて、楽しく読了しました。

途中、自分はセンチメンタルではない。これはノスタルジーだ。というようなことが書いてありました。

これはちょっと考えました。

果たしてそう思うか。ノスタルジーを感じれば、センチメンタルになるよなあと。センチメンタルからノスタルジーは導き出されないかもしれないけど。

ま、どうでもいいか。




関係ないけど、センチメンタリズムとロマンチシズムという対義語はありかなと思っております。

と、そんなことを書いていると長くなってしまうので、そんなことはまた今度。




おしまい。



おまけ。

いいPV。トミー・ジョンストンが元気でよかった。
http://thedoobiebrothers.com/
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