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メリークリスマス&ハッピーニューイヤー [芸術・文化]

今年最後の投稿になります。

早いもので12月25日。平成29年もあと6日です。

クリスマスという行事は、子どものいない家庭で、この年齢になるとかなり遠いものであり、世の中の華やいだ風景とはちょっと不釣り合いな感じなのですが。

でもやるんだよ、と(笑)

とりあえず、毎年、家のシンボルツリーとして植えているヒメシャラの木にイルミネーションを飾り、今年は友人のお店で行われているクリスマスリースのワークショップに参加して作った、ハンドメイドのリースを玄関に飾りました。
リース.jpg

そして、昨日の夕飯は小樽の「なると」の半身揚げ!←こういうのはお酒のつまみですね^^;

そんなこんなで、今日はクリスマス。

リースとイルミネーションはそのままに、通常営業です、はい。

プレゼントもまったく考えなくなり、若かった頃はそういう意味では楽しかったなあと遠い目になっております。

とにかく遠い(笑)

けれど。

Merry Christmas!
と世界に向けて叫んでおきます。



さて、ちょっと前のことですが、11月11日~12月10日に開催されていた、三軒茶屋にある「生活工房」へ「ミャオ族の刺繍と暮らし展」に行ってきました。

中国西南部の貴州省に多く暮らしているミャオ族(苗族)の刺繍とその暮らしぶりを紹介する展覧会です。

ミャオ族は「天に三日の晴れ間なく、地に三里の平野なし」といわれる地域で、棚田を作り、稲作で暮らしている民族だそう。

農作業の合間に作られる衣装、それに施される刺繍がミャオ族独特のものだということです。

刺繍のモチーフはそれぞれ意味を持ち、蝶はミャオ族の始祖、龍は雨と風を呼ぶ五穀豊穣の象徴、唐辛子の花は子だくさん等々。

緻密で細かい作業で作られたものだと、一目でわかる衣装(作品)の数々でした。
ミヤオ.jpg


ミヤオ1.jpg


ミヤオ2.jpg


ミヤオ3.jpg


ミヤオ4.jpg


ミヤオ5.jpg


こぎん刺しやアイヌ文様の刺繍もそうなのですが、こういった刺繍を見ると、心がざわついてしまって、何ともいえない気持ちになってくるのです。

しかも、この寒い時期になると刺繍がしたいと(笑)

一時、こぎん刺しのキットを購入し、せっせと針を進めたことがありました。でもキットがないとできないという壁にぶち当たり、布や刺繍糸は買ってみるものの、自己流のこぎん刺しができないというありさまで、情けない限りで……^^;

アイヌ文様の刺繍に至っては、本を買ってみたものの、その文様の意味を知らずして刺繍ができるわけがないと、またも壁にぶち当たってしまいました。

時間があるときに、いつかはトライしたいと思っているのですけどねえ。ははは。



なお、ミャオ族のこれら作品については、愛知県常滑市にある「苗族刺繍博物館」で見られるということです。

常滑の焼き物を見に行きつつ、この博物館に寄ってみるのもいいなと考えています。




ということで、今年最後の投稿になります。もう年内はいろいろと忙しくて、PCに向える時間を作れそうにありません。

一年を振り返ると、何だか怒りに震えていた日々が多かったように思います。うんざりすることが多かったです。

それを思うと、来年はもっと心穏やかに過ごすことができれば、もうそれだけでありがたいだろうと。

あとは健康第一ですね。健康であればこそ。



皆様におきましては、よい年を迎えられるようお祈り申し上げます。

今年も一年ありがとうございました。



おしまい。
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2017年の誕生月間 [芸術・文化]

今年も誕生月間がやってきました。

私の誕生日が来て、それから猫のtbちゃんの誕生日が来て、そして夫T君の誕生日がやってまいります。

ひとまず私の誕生日は無事に迎えられました~パチパチパチヽ(´▽`)/

ということで誕生月間。

相変わらずこの月は自分が用意したイベントが目白押しで、まずは2日にお芝居を観に行ってきました。

こちら。
ロズギル.jpg

生田斗真さんと菅田将暉さん。この二人が主役を演じた「ローゼンクランツとギルデンスターンは死んだ」というお芝居です。

人気が高い二人だったので、やはりチケットが取りにくかったようですが、私がひとりで行く予定にしていたので、すんなり先行予約で取れてしまって……彼らのファンの方々には、やや(!?)申し訳ないなと思いつつ、でも興味津々で出かけてきました。

シェイクスピアの「ハムレット」のなかで「ローゼンクランツとギルデンスターンは死んだ」という一言で片づけられていた二人のことを、劇作家のトム・ストッパード氏が話を膨らませてスピンオフのような作品としたのだとか。

それを小川絵莉子さんが翻訳・演出をしています。

内容は、簡単にいうと「ローゼンクランツとギルデンスターンが、ハムレットの真意を探るようにという重要な任務を課せられたにもかかわらず、どうしたらいいのかわからず、あれこれと考えるのだが、どうしようもできなくて最後には殺されてしまう」というお話。簡単すぎるか^^;

ということでハムレットを知っていたら、より面白く観られたのだと思います。私は悲劇であるとしか思っていなかったので、一体この話は何なんだ? といつものように予備知識なしで観てしまいました。

おそらくブラックユーモアなんだろうと思います。他の観客がよく笑っていたので、面白いのかな? と思いつつ……私はどうも笑えなくて、そういう場面はただ眺めるだけになっていました。

なんというか、若いからか、すごーく頑張っている感じがひしひしと伝わって来るのですが、頑張り過ぎではないのか? と思ってしまうくらいの勢いのよさだったので、若干引き気味で観てしまいました。

わーわーとセリフを並べられる印象が強く、考えさせる時間を与えない雰囲気。

悲喜劇なのかな。そういうせりふ回しで見せる何かなのかなと思ったり……。

もう少し老練さがあったならば、落ち着いて観ていられたのかもしれません。

とにかく、どうしたらいいのかとか、どうすればいいのか、そして自分たちは一体どこにいるのか、どこへいくのか、ということを2人の役者が表現し、演じていくわけです。

でもとても人気のある若い二人が演じているというだけで、話があんまり伝わってこなくて、とりあえず何だか元気でよかったなという印象が残りました。う~ん。


さて、お芝居を観たその足で今度は新高円寺に向かいました。

この写真展を見るために。
佐藤ジン.jpg

1970~80年代のアンダーグラウンドなロックシーンが撮影された写真展。

インフォメーションには、
『<Action Portrait: GIG -Koenji Edition- Photo by Gin SATOH>
多様性を許容する街、高円寺は、古くからロッカーたちが住まう場所であり、そして彼らが自らの表現を作り上げていく場所であった。
1978年、全世界的に勃興したパンクロック・ムーヴメントに触発され、カメラを片手にその最前線に飛び込んだ写真家・佐藤ジンもまた高円寺の住民であった。
フリクション、じゃがたら、ザ・スターリン、ハナタラシ、ラフィン・ノーズ、The Fools、Phew、アレルギー、EP-4、オート・モッド……佐藤ジンが追った数々のバンドやミュージシャン達、そして熱いオーディエンスのエネルギーは、ぶつかり合い、摩擦と破壊と再生を起こし、全く新たな表現と光景を得て、今ではもはや伝説となりつつある写真集『GIG』(1986年刊行)へと結実した。
この秋、そのエッセンスと数多くの未発表写真の数々が、写真展と図録として、高円寺の街の真ん中で、再び新たな命を吹き込まれることとなる。
“GIG”──ロックシティ・高円寺エディション!』とありました。

1978年というと高校生という多感な時期でした。そんなときに出合った音楽シーンだったので、見たら心が揺さぶられるかと思いましたが、全くそんなことはなく、単なるノスタルジーで終わってしまいました。

記録として見て、それで十分なのかもしれません。でもこの写真展で残念だったのは、記録として必要なデータや証言がなかったこと。

実は佐藤ジンさんという方を写真家として存じていなかったので、どうなのかなあ? という疑問を抱きながら見に行っていたのです。そして失礼ながら、あまり上手とは言えない写真の数々で、これは……どうなんだ? と思ったのが本心。やっぱり勢いだけで行けるのは20代までなのかなあ。

もうあの頃のロックシーン、パンクシーンを強く思い出せるほどの気持ちは私にはない、と思って帰ってきました。


そうして一昨日。

ラグビーを観てきました。日産スタジアム。
ラグビー.jpg

スポーツをライヴで観るのは、単純に楽しいです。

会場の雰囲気、選手の力強さ、ゲームの面白さ。全部が楽しいです。

残念ながら日本代表は破れましたが、次につながるゲームになったと思います。ラグビーW杯が開かれる2019年までに、見つかった課題を克服して、前回W杯の強かった代表よりも、さらに強い代表になって戻って来てくれると信じています。

そしてラグビーを観たあとは横浜中華街に行って、上海蟹の紹興酒漬けを食べて帰ったとさ。


ということで、誕生月間第一週が終わりました。


今週はとくにイベントはないのですが、tbちゃんの8歳の誕生日をお祝いします。



おしまい。
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こんな舞台を観てきた [芸術・文化]

もう終わったからネタバレもおかまいなく書けるということで、7月に「子供の事情」というお芝居を観てきました。
子供の事情.jpg

三谷幸喜さん作、大泉洋ちゃん、天海祐希さん、伊藤蘭さんなどなど、そうそうたるメンバーがキャストの舞台でした。(ほか、吉田羊さん、小池栄子さん、林遣都さん、青木さやかさん、小手伸也さん、春海四方さん、浅野和之さん)。

実は三谷幸喜さんの作るものはあまり好きではなく、とくに映画についてはいかがなものだろうかと思っていました。舞台をそのまま映画にしたようで、映画にする必要がないのではないか? と思うものばかり。

ただNHKの大河ドラマ「真田丸」は見てしまったのですよね……。それが意外と面白かったという……^^;

善し悪しはあるのだろうと。だいたい舞台でのお芝居が基本の人ですから、まあまあ脚本は悪くはないんじゃない? くらいの気持ちで行きました。

どちらにせよ出演者の豪華さに抗いがたく。

しかしあとから知ることになるのですが、ずいぶんとプラチナチケットとなっていたようで、チケットを取れただけでもラッキーなことのようでした。(シスカンパニーの会員になっていまして、その先行販売であっけなく取れたんですけどね^^;)。

行ってみれば客席の前方3列がつぶされていて、4列目が最前列となっており、6列目だった私たちは、3列目で観劇ができたわけです。ただ、舞台のお芝居に関しては、全体を見ようとすると、本当はもう少し後ろのほうがいいんですけどね。

ともあれ、前方でしたので役者さんのご尊顔ははっきりと見てきました。

お話の内容は、昭和46年の10歳の子どもが学校でどんな生活をしていたかというもの。

三谷幸喜さんは一つ年上ですが、同世代。なので、あ~そうそうあるあるというようなエピソードが満載で、大笑いしつつ、涙するところも。

子どもにもいろんな事情があるんですよね。転校してきたことで特別扱いを受けたり、面倒見のいい姉御を演じなくてはならなかったり、出生の秘密があったり。

そんな事情を抱えながらも、子どもたちは学校に通い、友達と交わり、生活をしているわけです。

キャストにつけられた名前を見るだけでも、いろいろと想像ができます。
「アニキ、ジョー、ホリさん、ゴータマ、ホジョリン、ソウリ、ドテ、ジゾウ、リピート、ヒメ」。

パンフによれば、ものがたりは、
「4月のある日の放課後。
みんなが塾や習い事で忙しい中、
なんだかんだと毎日教室に残っているのは
いつもだいたい同じ顔ぶれである。
クラスで一番頼りになるアニキ。
クラスで一番の勉強家ホリさん。
クラスで一番の問題児ゴータマ。
おじいちゃんみたいなジゾウ。
恐竜博士のドテ。
何でもオウム返しのリピート。
子役スターのヒメは仕事が忙しく
放課後に特別授業を受けている。
みんなのあだ名をつけたのはホジョリンだ。
スーパーエイトと呼ばれる彼らに
学級委員のソウリが目を光らせている。
と、そこへ、
ミステリアスな転校生ジョーが現れた__」
と前段。

こういう子どもたちを大人が演じるので、切なさや面白さが倍増するという。

巧みな役者さんを揃えているからこその、おそらく相乗効果なのでしょう。

私としては、ジョーの大泉洋ちゃんとアニキの天海祐希さん目当てではあったのですが、いやいやほかの役者さんたちが実にいいこと。

ゴータマ演じる小池栄子さんにしても、ソウリを演じる青木さやかさんにしても、その役が実にハマっていて、よかったです。

小池栄子さんについては、朝ドラの「マッサン」を見て、「あ、いい役者さんになってる!」と気づき、さらには福田雄一さん作演出の「才原警部の終わらない明日」で見て、素晴らしいと。

才原警部の終わらない明日に関して言うと、セリフが突っ込むことばかりで、ちょっと可哀想だと思っていたのですが、今回はそういう役回りではなく、ストーリーの流れにぴったりとはまっていて、「いるいる、こんな子」と思いました。うまかったなあ。

伊藤蘭さんにいたっては、やっぱり昔のコントで培ってきたコメディエンヌの血でしょうか。あの頃と同様に、とても弾けていて面白かった。

ほかの役者さんも芸達者で本当にきりがない。いいお芝居でした。

フィナーレの演出がまた秀逸で、どうして前3列の座席をつぶしたのか、このときわかりました。

舞台に作られた教室が生徒と一緒に、舞台のずーっと奥の方まで遠のいて行ったのです。教室内で生徒たちがワイワイガヤガヤしたまま、ずーっと……。遠い記憶となっていったイメージを舞台で表したのでした。

見ているとどんどん奥の方まで行くので、どれほど舞台が深いのか知るわけですが、すごいなと思いましたよ。舞台をうまく使っている。うまい。



全く、途中で眠たくなるようなお芝居ではなく(←失礼ですね^^;)、面白おかしく、そして切なく最後まで観劇することができました。

好き嫌いの激しい夫T君も満足だったようです。



「子供の事情」は10月にwowowで放送されるとのこと。さて、録画をしましょうかね。



おしまい。
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これは買わないと、と……。 [芸術・文化]

以前、こんな人がいたということで書いた記事がありました。
「ふと思い出すあの人」

荒木経惟さんの奥様だった荒木陽子さんのこと。

彼女の遺した文章が一冊の本になって出版されたのです。


荒木陽子全愛情集

荒木陽子全愛情集

  • 作者: 荒木 陽子
  • 出版社/メーカー: 港の人
  • 発売日: 2017/07/10
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)


ちょっとお高い本でしたが、買いました。

読んでいなかった文章も含まれているので、これはいま一度読み返したいと思って。

結構な分量なので、少しずつ読み進めていこうと思っています。


そしていま、荒木経惟さんの写真展が2か所で行われています。
東京写真美術館で「総合開館20周年記念 荒木経惟 センチメンタルな旅 1971-2017-」
それから、オペラシティで「写狂老人A」

先日、東京写真美術館のほうへ行ってきました。

そして、なぜだか、しみじみとした気分になり、帰ってきました。

自分が10代の後半から見ていた荒木さんの写真の数々。

月日が経つのが早いというそれよりも、同じ時代を私も生きていたんだということに、懐かしさを覚えるというか、まさにセンチメンタルな気持ちになるというか……。

不思議な感じでした。

まだどちらも写真展は開催中なので、時間がある人はぜひ。


あと、もうちょっと頑張んないとな……とも思ったのでした^^;



おしまい。
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GWは…… [芸術・文化]

今年のGWは、とくに大きなイベントも考えていなくて、行きたいなと思っていた近場ばかり出かけていました。

なので、ほぼ家で過ごしていたわけです。

まずは、GWが始まる直前。山下達郎さんのライヴに行ってきました。
達郎2017-1.jpg
もうなかなかチケットが取れない達郎さんです。一昨年はくじ運が悪く、全くチケットが取れず、昨年の初めに夫T君がようやく抽選に当たってNHKホールに行ったのだけれど、座席の位置が悪くてよく見えないという残念なことが……。

それで今年。神奈川県民ホールの3階席でしたが、よく見えて、よく音も聴こえて、最高のステージを堪能してきました。

何度見ても山下達郎さんのライヴは素晴らしい!


そして翌日は、厚木基地の日米親善春祭りへ。

最近の厚木基地のイベントは、SNSの浸透で誰でも知ることができて大混雑になってきました。昔は近隣の人しか知ることが難しかったので、行く人もそんなに多くはなく、のどかなイベントだったんですけどね。

ものすごーく混んでいて長蛇の列。基地に入るにはパスポートを見せなければならず、それで入るのに時間がかかったと。

昔の話をするのは何なのですが、以前は食べ物や飲み物はアメリカの価格で買えたのですよ。ビール1缶が1ドルとかね。それがいつの頃からか、日本の価格で売られるようになり、最近では観光地のような値段に……。

PX(基地内にあるスーパーマーケットのようなもの)で買い物ができた時代もありました。そういう意味では面白かったのに、それもできなくなり面白み半減です。

でもまあ塀のなかの外国。あの不思議な風景は楽しめます。

米軍基地やキャンプのあり方は、沖縄をはじめとして理不尽なことがいっぱいあり、言いたいこともあるけれど、こういう祭りはまた別で、基地やキャンプの中身を知るいい機会だと思います。行ける人は、一度足を運んでもいいのではないでしょうか。

我が家は比較的近くに暮らすので、こういうイベントには気が向けばすぐに行けるのですが……。
フレンドシップデー2017-1.jpg



次に行ったのは、「笠間のひまつり」でした。

朝は5時半に出発して、楽勝で到着するだろうと思いきや、事故ですよ……。ちょっとした事故渋滞のお陰で、どんどんと時間がズレて、先へ先へ行くほど交通集中による渋滞に巻き込まれて予定よりもずいぶんと遅く笠間にたどり着きました。早朝に出発した努力は報われず(´ε`)

写真はほとんど撮らなかったので、載せられませんが、ひまつりは大盛況でした。天気もよく。

いくつかの焼き物を買って帰ってきました。

それからこちらのgalleryが好きで、今回も寄らせてもらいました。

帰りは大洗まで足を延ばし、海鮮を食べると。早い夕食のつもりが、これまた時間がかかり、普通の夕食の時間になってしまって、結局帰ってきたのは夜。長い一日でした。


その後、やっぱり近所に行くのが正解ということで町田市立国際版画美術館へ。

横尾忠則さんの大回顧展です。
横尾2017-2+.jpg

横尾2017-3+.jpg

横尾2017-1+.jpg


この日はとてもいい天気で、美術館のある芹ヶ谷公園では子どもたちが水遊びをしていて、夏を思わせる陽気でした。

今回の横尾忠則さんの回顧展は、写真を撮ってもいいことになっていて、少しだけ写真を撮りましたが、やっぱりね、こういうのは作品を含めての風景写真ではないと写真を撮る意味がないと思ったり。

つまり作品そのものを撮っても、単純に複写なだけで、版画やポスターなのだから写真OKにしたと思いますが、だからこそ写真に収めても複写の複写という面白みが減るわけで、うまく風景としての版画になっていればよかったのになと、ちょっと無粋な感想ですかね。そんなことを思いながら眺めてきたのですが。

そんなこんなのGWでした。



しかし今日は肌寒いですね。

寒暖差の激しさで風邪をひいてしまいそうです。

皆様もどうか体にはお気をつけて。



おしまい。


おまけ。
GW中のtbちゃん。悪い顔をしています(笑)
タバサ2017-1.jpg

カーテンボロボロ。
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砧公園 [芸術・文化]

4月9日までということで慌てて行ってきました。「花森安治の仕事」展。

本来ならば、2月の暇な時期にせっせと美術館めぐりをしたいと思っていたのですが、外壁塗装工事なんて始めてしまったもので、全く出かけることがなく、ようやく4月に入って気温も上がってきたことで行動する気になりました。

そしてもう少しで終わるよという情報を得ていた花森安治さんの仕事展。

幼いころから「暮しの手帖」を読んで親しんできた私にとって、行かないわけにはいくまいと思っていたのです。

砧公園にある世田谷美術館。最寄りの用賀駅からてくてくと歩いて行きました。
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桜が満開!
こんな遊歩道(車も通るけど)があります。
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少し前に、夫T君に「花森安治の展覧会に行ってくる」と言うと、「花森安治のことが好きなのか?」と聞かれました。

「なぜ好きなのか?」と聞かれることがよくわからないのですが、好きか嫌いかを考えると、人としてはおそらく変人らしい雰囲気を醸し出しているので好きにはなれないと思います。なんだかヘンテコリンな恰好をされている方でしたよね。

でもやってきたことといえば、実に真っ当で筋が通っていました。広告を取らずに「雑誌」を出版するということ。スポンサーを排除することで、いま流行の忖度をする必要がありません。思い存分に自分たちのやりたいことができます。

そしてずっと庶民の立場になって物を考えていたこと。いまの復興相(政府)のように「被災者に寄り添って……」なんて言っているクセに寄り添っていない人たちとは違いました。

そこが素晴らしい。

暮しの手帖を「悪い」と言える人は、暮しの手帖によくない評価をされてしまったものを作った人や企業くらいではないかと思います。

共謀罪なんていう法案が通ったら、摘発されてしまうかもしれないような内容かもしれません。でもそれだけ影響を与えるような記事を書かれていた、雑誌を作られていたように思います。幼心に「面白い!」と思わせていましたから。

私は暮しの手帖の商品テストが好きで、毎号、そればかり読んでいました。あとはお料理の記事かなあ。編みぐるみを作る記事もあった気がします(作った記憶が^^;)。

そして実家にアラジンのブルーフレームがありました。それはこの商品テストが影響していたんだろうなと想像に難くありません。

母が「暮しの手帖」「太陽」「文藝春秋」を本屋さんに定期的に配達してもらっていました。なので、必ず家にはこれらの雑誌があったのです。私が赤ちゃんのときに「太陽」をぐちゃぐちゃにしている写真があることを考えると、その頃から見ていたわけですよね。ぐちゃぐちゃにしているけど(笑)

暮しの手帖は実に独特な風合いのイラストを載せていました。花森安治さんの手によるものと、幼少期は知るわけもなく、ずーっと後になって知りましたが、フリーハンドの味のある線は好みでした。たぶんああいう線の好みは刷り込まれたものだと、いまになって思うわけですが……。

展覧会では、暮しの手帖の表紙の数々が展示されていました。それを見て行くと、当初のイラストから写真が加わってくるのですが、写真を見てもその印象が変わらないのです。もはや花森流と言っても過言ではない出来。面白い。

被写体のレイアウトがこれまた面白くて、楽しい。やりたくなるよなあ。

展覧会には終わり間近だからでしょうか。たくさんの人が訪れていました。お年を召した方も多く、懐かしそうに見入る姿に感慨深いものがありました。戦中・戦後の動乱期を生き抜いてきた人かもしれないなと。


世田谷美術館のある砧公園の桜は満開で、お花見で続々と人も集まってきていました。
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花森安治さんのお仕事と桜、いいものを見せてもらいました。

おしまい。
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演劇ふたつ [芸術・文化]

ふたつの演劇を鑑賞してきました。

ひとつは、世田谷パブリックシアターで行われていた「DISGRACED ディスグレイスト/恥辱」。
もうひとつは、東京芸術劇場・シアターイーストで行われている「あの大鴉、さえも」。

ディスグレイストは、全公演が終了しているのでネタがばれても大丈夫ですね、はい。
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このお芝居は、小日向文世さんとヤスケンがどう演技をするのかが見たかったから行きました。

小日向文世さんのお芝居にも興味津々。

お話は人種差別を題材にしています。ぶっちゃけて言うと「アメリカで人種差別の対象となっていた人が、自ら人種差別をしているとどうなるか」というお話。その悲哀を描いていました。

脚本はニューヨーク生まれのアヤド・アフタル氏。2013年にピュリツァー賞戯曲部門を受賞し、ブロードウェイで上演されていたとのこと。名前からして、おそらく職業は違いますが、主人公がこの脚本家ではないかと想像できる。

かなり考えさせられるシリアスな内容でした。しかし日本人が果たして理解できるかと言ったら、完璧には理解できないのではないか。そんな感想を持ちました。

演じた人は皆日本人なので、見た目では人種の区別ができません。

話が進むうちに、ようやく誰がどの人種であるかが分かってきました。

小日向文世さん演ずるアミールがパキスタン系アメリカ人(アラブ人)で弁護士。
秋山菜津子さん演ずるエミリーはアメリカ人(白人)で芸術家。
で、この二人が夫婦。

安田顕さん演ずるアイザックはアメリカ系ユダヤ人でキュレーター。
妻のジョリーを演ずる小島聖さんはアフリカ系アメリカ人(黒人)で弁護士。

それから主人公アミールの甥として、エイブ(平埜生成さん)。

甥のエイブ以外の4人がまあとにかく議論しまくるのです。

テーマの肝を握るのはもちろん主人公のアミールで、パキスタン系であるということを隠すために名前も変えて弁護士として活躍しているのに、隠し続けていたことで、いろいろなところが綻びはじめるのです。

いい仕事、いい報酬を得るために、自分の感情を抑えて働く。でも妻はイスラム文化に傾倒し、甥はアラブ人であるということでいざこざに巻き込まれ、その周囲の環境から気持ちが揺さぶられていくアミール。

そして、友人であるキュレーターのアイザック、その妻のジュリーを交えての議論。お酒もどんどん進み、言い争いと言ってもいいくらいに白熱します。

全く善し悪しはわかりません。それくらいアメリカにおいて、人種差別というものは根が深いと考えさせられました。

後半、アイザックとエミリーが浮気をしていたことがばれ、夫婦関係が破綻。その後、アミールの弁護士の仕事がジュリーに奪われ、職を失います。

白人同士が結ばれ、黒人に仕事を奪われたアラブ人という図式になりましょうか。人種が絡みに絡んで理解を超えます。

最終的には「アイデンティティとはなんぞ?」ということが主題にはなるのかと思いました。人種のるつぼと言われているアメリカはニューヨークが舞台であるから、きっと観た人たちは一層考えさせられたことと思います。

しかし日本人はどうか。これは難しい。アメリカ系日本人と日本系アメリカ人の違いも理解できないんじゃないか? と。いや、アメリカ人の顔をした日本人。日本人の顔をしたアメリカ人。

きっと、アメリカ人の顔をした日本人は差別の対象になるかもしれないけれど、顔が日本人だと、あまり抵抗感はないのではないか。でも、アメリカでは差別の対象となるんだろうなあと想像してみたり。

つまり、日本人は外見で左右される、そのくらい日本人は日本人であると思っているから、このようなニューヨークにおける多種にわたる人種の絡みなどは理解できないのではないかということが、最後に思ったこと。

なので、日本人にはなかなか深く考えられないお話だと思いました。想像でしか考えられない限界があるということです。

ただ、日本には顕在化していない差別はいっぱいあるわけで、たとえば韓国や中国の人の顔は一見して日本人とは区別しにくいと思います。そのため表面的にはうまく付き合っているように思うのですが、心の底では少しは違いを感じているはず。でも表面には表れないから、むしろことは複雑かもしれません。

だけどこういう人種差別を考えることはほとんど日常ではないわけですから、やはり「ディスグレイスト」は日本人には理解しにくいお話と思いました。

役者さんたちはとても素晴らしかったです。小日向さんの強弱のつけ方がすごいなと。とにかくくるくると変わる。秋山さんは所作にも女性らしさと力強さが感じられてよかったし、平埜さんは粗削りだけど若者らしい役者さんで頑張っていました。ヤスケンと小島さんはちょっと発声に苦労していたよう。低く大きな声を出すのは大変なんだろうなあという印象を持ちました。

人種差別やヘイトについては言いたいことはありますが、ここはこのお芝居のお話ということで。



次の「あの大鴉、さえも」は、まだ公演中なので内容には触れません。
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えーと、現代演劇でした。男性3人で80年代に公演された話を、女性3人に演出しなおして作られています。

苦手としていた前衛的なお芝居で、何が主題かはわかりません。ナンセンスな不条理劇という感じなのかと。

これは片桐はいりさん、小林聡美さんが見たくて行きました。

演劇なのだけど、コンテンポラリーダンスと合体させた、何の先入観なしで観ていれば楽しい舞台だと思います。

でも片桐さんと小林さんが有名な役者さんなので、ダンス? ダンスをしている役者さん? 役なのか? と頭のなかで疑問符がたくさん飛んでしまって、なかなか舞台に集中することができませんでした。

しかしながら片桐さん、小林さんの演技もダンスもよくて、片桐さんにおいてはほぼ同じ世代です。それなのに、よく体が動いていて目を見開いてみてしまいました。すごい。そしてかっこいい。

小林聡美さんは、生で拝見するとすごく美しい人で、これまた驚き。テレビで見るおちゃめな感じとは打って変わって、とてもきれいなんですよ。なんか勿体ないなあ(何が勿体ないのかと言われても困りますが^^;)。

そしてもう一人、この方は存じ上げませんでした。パントマイムを主にされているパフォーマー、藤田桃子さん。

パントマイムでユーモアを培ってきているのでしょうか。実にユーモアが感じられる演技とダンスで、2人の女優さんを食う勢い。この人のパフォーマンスはまた見てみたい。

3人というのがいいのかなあ。うまくバランスが取れているようで、アンバランスにもなり、舞台の上でのその立ち居振る舞いが、いろいろなイメージを湧かせてくれるという、そんなお芝居でした。

オチはないんですよ。観客に勝手に考えろという、現代芸術にもよくある突き放した内容。

一種のハプニングと思ったらいいのだなと、私は理解しました。

個人的に強く印象に残ったことは小林聡美さんについて。「自由になれたんだね」と。「よかったね」。

おしまい。

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久しぶりの更新は…… [芸術・文化]

一カ月近く更新を怠っていました。

この間、1人で夜中に「EURO2016」を観たり、ゴルフの「全米オープン」、ラグビーの親善試合を観たり、TVでひたすらスポーツの試合を観ていました。

何も考えたくないというのが本音で、目の前にある真実だけを見ていたいという気になっています。

何度も記していますが、日本の政治の大うそや、大企業の隠ぺい体質、マスコミの偏向報道などなど、見ていて嫌になっているのですよ。そんな話はもう聞きたくない。見たくない。

なので、スポーツのライヴ放送に癒しを求めていると言っても過言ではない、そんな感じです。

それだけではなく、できるだけ「生」を見ていこうという気になっています。友人の個展に行くなんていうのも、その一環。実物を見に行くことが、自分のためにもなると、そんな気がしています。

いや、いま見ておかないと、いずれ見られなくなるのではないかという、どこかで不安を抱いているというのも事実です(自分の老い先も短いですしね)。


最近は演劇(お芝居)を2回連続して観てきました。

お芝居は、これも以前に記したと思いますが、説教くさかったり、前衛的過ぎてよくわからなかったりして、あまり好きではありませんでした。

若い頃の観劇体験がよくなかったんだなあと、いまになって思います。実験的というものに面白さを求めたものの、観てみてあんまり感動しないという……。あとやっぱり素人に毛が生えたようなのはよくない。観客が役者を育てるという意味では、新人を発掘するような気持ちで見るといいのかもしれないですが、そこまでお人好しではないんで(笑)

でも、役者さんや演出家、脚本家がちゃんと揃ったものであれば見ごたえのあるものと改めて感じ、見てみたいと思った役者さんが出演する芝居を選んで観に行こうと決めたのでした。「生」に勝るものはない。

それが今月は2つ重なりまして、夫T君も巻き込みながら、観に行ってきました。

まずはこれ。
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小泉今日子さんの個人事務所である「明後日」が初プロデュースした作品「日の本一の大悪党」。

小泉今日子さん(キョンキョン)の初演出もさることながら、安田顕さん(ヤスケン)の実物を見てみたかった、という作品です。

キョンキョンの最近の活躍ぶりは目を見張るものがあって、自力でよくここまで確立してきたと感心していました。芸能界の嫌な面にも遭遇しているのでしょうが、それをものともせずにここまでやってきたと。エライ! アイドルだったのにね^^;

ちゃんと芸事に向き合って行こうという姿勢が窺えて、とても好感が持てます。

さて、この作品は「四谷怪談」をモチーフにしたお芝居でした。四谷怪談ってどんな話だっけ? というくらいろくな知識もなく観劇しました。

四谷怪談について、詳しくはwikiでどうぞ→四谷怪談

お岩さんの怨念が次々と災いを起こし……という部分に、異なった解釈を加えて新しいお話にされていました。一言で言うと純愛物になるでしょうか。あるところで愛が誤作動を起こし、話を混沌とさせるのですが、最後には主人公が大見得を切って、その愛を昇華させるという、そんなお話でした。

雑な説明……すみません^^;

あらすじは、wikiにある「東海道四谷怪談」とほぼ同じですが、日の本一の大悪党としての説明はこちら(公式サイトの紹介文から)。 

『お日様の匂いのするような優しい伊右衛門と、
 ただただ伊右衛門を愛し、尽くすお岩。
 でもお岩には誰にも言えない秘密がある。
  気っ風のいい年増のおばさんのお梅は伊右衛門に一目惚れ。
  伊右衛門の幼馴染、松之助の密かな想い。
  日向の匂いに惹きつけられたお人好し達にやがて悲劇が訪れる。
  誰も悪くない。
 みんな誰かを愛してる。
  今も昔も変わらない普遍的な愛の物語。』

芝居の内容は別として、キョンキョンの演出に注目していたのですが、自分以外の役者さんをずいぶんと引き立てていたように感じました。お岩さんという役を本人が演じていたにも関わらず、脇役っぽい立ち居振る舞い。まあ、最後のシーンなどは、キョンキョンがいいとこどりをしているんですけどね^^;

ヤスケンの殺陣シーンは迫力がありました。大変だったろうなあと。

なにしろ、うっかり一番前の真ん中の席が取れてしまって、「ちょっともう近すぎて恥ずかしい」って場所だったんですよ。唾が飛んできそうな……(笑)

映画と同じで、一番前は見るのは厳しいです。舞台全体を見ることができないし、首が痛くなりました。

つまりは役者さんをじっくり見ることができたお芝居ではあったということです、はい。

でもね、よかったんですよ。お梅さん役をされていた脚本家(竹田新さん)でもある山野海さん、津村知与支さん、福島マリコさん、浜谷康幸さん、渡部豪太さん……みなさん、しっかりとした役者さんたちでした。素晴らしいと思いました。

あとね、パンフレットがおしゃれに仕上がってます。写真や色調がいい。



次に観に行ったのがこれです。
メルシー!.jpg

志の輔さんの落語をお芝居にしたものです。

座長は中井貴一さん。中井貴一さんの座長公演を2回観たことになります。1回目は「趣味の部屋」。

単純に中井貴一さんファンだからというのがありますが、パルコ劇場が改築される前の公演ということで、観ておかなくちゃと思ったこともあります。それから音尾君を観てみたかったから。
(これでチームナックスのうち、洋ちゃんだけ実物を見ていないということになりました^^;)

志の輔らくごがもとになっているということであれば、面白くないわけがない。とても笑えるお芝居になっていました。

ただ4つの落語を組み合わせているので、んん? これは要らないんじゃないの? というところもありましたが、それは役者さんの力でぐいぐい持って行ったという印象。勝村政信さんの力は大きかったなあ。

中井貴一さんは安定の演技。

へえ、と感心したのはYOUさん。声が小さくて、舞台は無理なのでは? と思っていたのですが、いえいえ、なかなか大きな声が出ていて驚きました。面白いし。

この2つのお芝居を観ていて思ったのは、舞台出身の役者さんは声が大きくて、やっぱり舞台映えするということ。キョンキョンも中井貴一さんも声が少々小さくて、それが残念でした。

それから、メルシー! のほうは後ろに座っていた女性が笑うところでもないのに、大声で常に笑っているというしょうもない災難に遭ってしまって、セリフが聞き取りにくいという珍事(?)

お芝居を観に来ていたというより、笑うために来ていたという女性のようでした。こういう人はちょっと困る。




はてさて、舞台でのお芝居はやらないと言っていた役者さんが、最近ではどんどんと舞台へと進出してきているように思います。

やっぱりライブが楽しいと思うようになってきているのかなあ、と。

結局、身近にリアルに感じていたものが、ネット社会のお蔭で何もかもバーチャルな感じになってきてしまっていてモヤモヤしているのではないか。そう感じる人が多くなってきているのではないかと思うのです。

その反動での舞台。

実際、私はそうです。バーチャルはやっぱり信用できないし、真実ではない(のではないか)と思っています。

さらに、TVドラマや映画はまた別物で、観客としての私はいいのですが、おそらく役者さんたちは何かやっぱり面白さをライブに求めてきているのではないかと思うわけです。

舞台だと観客のレスポンスが直に感じられるはずですから。そこの違いが大きいのではないかと、そんなことを考えました。


ミュージシャンもライブがあってこそ。

米国などではよく行われている、作家による朗読とかも、これからは行われるようになるかもしれませんね。


やはりライブで見聞したものが、血となり肉になっていく。


それはそれは大切なことだと思いました。





おしまい。



追記
サヘル・ローズさんの実物を見られたのもよかったです。彼女の壮絶な生い立ちはご存じの方も多いと思います。TVで見かけるたびに応援していました。なんかね、このお芝居に出られてよかったね、と思いました。
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アートフェスティバルもろもろ [芸術・文化]

秦野まで友人の個展を見に行ってきました。

4月の終わりから、5月いっぱい行われていた丹沢アートフェスティバルのなかで行われた個展です。

丹沢と一括りにしていますが、秦野市内と足柄、小田原、大磯、平塚、伊勢原、厚木が会場となっていて、かなり広範囲なイベントのようです。

実はこのアートフェスティバルを知ったのは昨年のことで、「へえ、こんなことをしているんだ」と感心していました。

そのなかで、友人もずーっと関わっていたようで……。

絵を描いていると聞いてはいたけれど、同じ県内に暮らしながら全く音信不通だったのです。

ところが恩師が亡くなって、お墓参りに行こうと言い出したことをきっかけに、昨年、20数年ぶりに再会しました。

そして今回、個展の案内状を送ってくれたので、いそいそと行ったのでした。
はがき.jpg

美術館というけれど、こじんまりとした素敵なgallery。
丹沢美術館-1.jpg

作品は写真撮影不可だったので、ここに載せることはできないのですが、はがきに印刷してあるような絵がいくつかと、彼女のご主人が作っていた関係から作られた鉄のオブジェがいくつか。

外見やしゃべり方はほわほわしている彼女なのですが、柔らかい風合いながらも意志の強さを感じさせる作品の数々で、見ていてうれしくなりました。ずっと続けてくれていてうれしいというか、羨ましいというか^^;

私は芸術作品を自ら作り出すということを諦めた人間なので、何十年も続けている彼女の姿が眩しくて、そして感動をするという……。

2年前にご主人を亡くされているのですが、そのご主人の作品が秦野駅の南口にあるということで、それも見てきました。
鉄のオブジェ.jpg

鉄のオブジェ-1.jpg

ご主人のこともあんまり知らなくて、いまさら友人だ、なんて言っていいのかと思うくらいで……^^;

外からこの夫婦のひととなりを、最近になって知ることとなり、いままで私は一体何をしていたんだろうと、頭のなかをぐるぐると探ってしまいました。彼女はこういう生活をしていたんだなと。これを読んで泣けてきました。→


前回の「藤野ぐるっと陶器市」に行ってから、この丹沢アートフェスティバルのなかの個展に行って思ったのは、藤野の陶器市もアートフェスティバルのようなものだったのだなということでした。作品(陶器)を売るから「市」という名をつけているけれど、作品を見せるという役割も担っているのだから、アートフェスティバルだよなと。

友人の作品にも一つひとつ値段がつけられていましたし、芸術作品という売り物と思えば、そうなんだよなあ。

ただ、藤野で覚えた違和感は変わらないですけれど……。

そんななか、丹沢美術館で「逗子でもアートフェスティバルがあるんですよ~」という声を聞きました。

どうやら、丹沢アートフェスティバルよりも歴史は古いようです。

ということで、県内のそういったイベントを検索してみると、あるある。

ASHIGARAアートプロジェクト(アートフェスティバル)
極楽寺・稲村ヶ崎アートフェスティバル
逗子アートフェスティバル
県外、全国を見ても、たくさんのこういったイベントが行われていることを知りました。


これらのイベントに触れてみて思ったことがあります。

ゆとりがあるとき(たとえばバブル経済のとき)に芸術・文化が栄えるということを、これまでの歴史のなかで語られて(学んで)きましたが、これほどまでに経済が回らなくなった日本に必要なのは、やっぱり芸術・文化なんじゃないかということ。

これからは第3次産業だ、サービス業だ、と言われて久しいですよね。介護にしても保育にしても、全く経済の担い手として優遇されていないし、相変わらず第2次産業に力を入れている国に対して、日本の未来を全然考えていない。なぜ? と思います。

うちの地元では「手づくりマルシェ」というイベントが年に2回行われています。年々、集客数も伸び、3万人以上が訪れるというのです。

私自身は、前記事にも書いた通りに、素人に毛が生えたような人の「手づくり」がちょっと苦手なので、あんまり食指が動かないのですが、こういうものを必要としている人が多くなってきているということに着目すべきだと思うのです。

内需拡大をするためには、大手の製造業が作ったものではなく、これからは個人の手による「作品」なのではないかと。

ちょっと調べただけでも、これだけのアートフェスティバルや(陶器市や手づくりマルシェのような)市場があり、そこに集まる人も増えているという、この現象を考えのなかに入れないわけにはいかないのではないかと。アニメ産業が注目されていますが、一方でこういった個人による手づくり産業もあるのではないかと思うのです。

そう思うと、職人さんの仕事というのも、このなかに入るのかもしれません。

まあ、でもそういう意味では、もう個人個人で頑張るしかないんだよというようなことなのかもしれないけれど、その個人個人が繋がって未来を作っていくしか、日本には残されていないのではないかと感じています。

産直市場にしてもそうだし、第6次産業と言われるものも、こういったものの一つになるのでしょう。

話は壮大になってしまいますが、日本の製造業というのは、どんどん個人の手にかわっていくのではないかということ。

ゆとりがあるから芸術・文化ではなく、もう行きわたったから芸術・文化しか残っていない。個人の選択はそちらに向かっていると、そう感じた次第です。

ちょっとざーっと考えを記したわけですが、でもまだまだ考えが足りないような気もします。

このことは、これからもう少し深く考えてみようかと。

何かまた考えついたら書くかもしれません^^;




最後に、アートフェスティバルを調べていて行ってみたいと思ったところがここ。

てしかが極寒Artフェスティバル
極寒のなか、楽しそうだわ~。



おしまい。



おまけ。

秦野で不思議な場所がありました。観音堂と教会が向かい合っているんですよ。

この観音堂の向かいに・・・・・・。
観音様と大黒様.jpg

この教会がある。
教会.jpg


観音堂のとなりには神社もあったりして不思議な空間。

結構秦野は面白かったです、はい。
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同じ県内だけれど [芸術・文化]

藤野ぐるっと陶器市に行ってきました。

猫のtbちゃんの投薬があるので、遠出ができず、さらに引き篭もりに拍車がかかっているところに、夫T君が車を出してくれるというので行ってきました。一度行ってみたいと思ったので、T君の申し出はありがたい。

車の免許は持っていて、取得した初めのころだけ運転はしてみたものの、これは私には向かないと思って運転を止めて早ウン年。しかし行ってみたいなあと思うところは、車でなければ行けないところが多くて、これでよかったのか、、、とこの年になってまた考えてしまっています。

どうなんでしょうね。まあ、いいや。

それはさておき、藤野ぐるっと陶器市。

「ぐるっと」とうたっているように、20ほどの会場に分かれています。その内の6つに行ってきました。

まずは「ふじのアートヴィレッジ」。
藤野2.jpg
たどり着いてみて「あ、見たことがある風景」と思いました。

いくつかの小屋で構成されていて、その一つひとつでアート作品が販売されています。陶器市と言っていますが、陶器だけではなく、ガラス製品、革製品、木工などいろいろ。

またも猫飼いあるあるで、猫をモチーフにした陶芸作品を販売しているところで、猫の小さな植木鉢を購入してしまいました。

屋根にも猫。
藤野1.jpg

次に向かったのが、「日だまりの家」、「静風舎」、「F's gallery」、「FOREST MARKET」の4つが集まった場所。
藤野3.jpg

藤野4.jpg

F's galleryは古民家を改装したような建物に設えられていて、テラスには食堂があり、面白い造りの場所でした。

ただし、テラスがまさに崖の上で、高所恐怖症の私にはNGなところでそそくさと退散^^;

FOREST MARKET、F's galleryも陶器だけではなく、藍染めがあったり、鉄の小物があったりといろいろ。

日だまりの家の外では、地場の無農薬のハーブや野菜が売られていて、いくつか購入しました。さすが、無農薬でしっかりと栽培しているせいか、食べてみると野趣あふれるというか、しっかりと野性味のある野菜でびっくり。普段どれだけ軟弱な野菜を食べていることか(笑) とはいえ、ちょっと強すぎる野菜は生では厳しいかもと思ったのも事実。火を通していただきましょう、はい。

そして最後に向かったのは、「gallery studio fujino」。
藤野6.jpg

車を路上駐車して、この川を渡って会場に向かうように作られています。川から会場までの土手が急な階段状になっていたため(写真の階段ではありません)、ちょっとお年を召した方がのぼるのが実に難儀そうで、途中で「何でこんなところを行かなくてはいけないの」と嘆いていました。まあわからなくはない。

でも、足の悪い人が行くには無理がある。確かにそんな場所。

置いてあるのは陶器や竹製品、骨董などで、購入には至らなかったけれど、なかなか見ごたえのあるところでした。

食べ物もおしゃれな感じで用意されていて、あっちこっちを巡るのではなく、ずっとここでのんびりするというのもありかもしれないと思いました。
藤野5.jpg

茶畑もあるんですよ。
藤野7.jpg

「藤野里山茶」あるいは「足柄茶」という名で売られているようです。なるほど。

もうひとつ。「龍夢万華鏡工房」というところにも行ってみたかったのですが、なにしろ細い山道。山道は大丈夫だけど細い道を好まないT君に車の運転をしてもらうのは申し訳なく、その上、遅くなったら渋滞が心配でここで撤退。

とても天気の良い日だったので、いいドライブになりました。



なんというか、陶器市とは名ばかりのイベントとは思いました。芸術を見せるイベントですね。陶器市とはちょっと違うなと。(出店紹介を見ると確かに陶器ばかりなのだけれど、訪れた場所の違いか……。)

本音を言うと、田舎暮らしを始めた人たちの、「趣味」を見せられたような気が少ししたのも事実でして。

環境や作りは、実にいいところで、確かに田舎暮らしを始めるにはうってつけのところだと思うのだけれど、芸術を楽しんでいる人の集まり……。

田舎で現金収入が必要だという人もいるでしょう。一方で、ちょっとお金に余裕があって、田舎暮らしがしたくて、そして趣味の芸術作品を売ってもいいかなあ、という人たちもいるかなと感じたのです。

そういうのは私は苦手でして、共感できません。

なかには、欲しいと思うようなものを作っている人もいると思いますが、基本的には、そういう人の作ったものはあまり買う気にはならないのです。

才能があって、これからの成長を見てみたいと思うこともあるけれど、やっぱり素人にちょっと毛が生えた程度では「むむむ~」と思ってしまうんですよね。覚悟が感じられないと。

そうだな、覚悟。責任感と言ってもいい。自分の作ったものに覚悟があり、責任感がある人のものを見たいし、買いたいと思う。

益子の陶器市に行っても、そんなことを考えた一瞬がありました。作家さんの陶器も伝わって来るものと伝わって来ないものがある。それはある種の覚悟なんだろうなあと。


藤野では、芸術作品として販売している、とてもお高い陶器がありました。でもこれも違うな、と思ってしまい、実に複雑な心境になりました。「陶器市」なのですから、おそらく一般市場に比べればお安く設定していると思うのですが、それにしても高い。要するに、ただのgalleryなのではないかと受け取れる、そんな会場もありました。

覚悟のあるちゃんとした芸術作品だけど、「市」という趣旨に反しているよねと。人に見てもらうには、いい環境(イベント)ではあると思います。でもねえ。だったら銀座ででも開催したら? という感じ。

プライドなのかなあ。

切り詰めて、一生懸命生活して芸術作品を作っているんだなと思う一方で、こういうのを見せられてしまうと本当に唸るしかなく、眉間にしわを寄せてしまいました。斜めに見すぎなのかもしれないけれど。

ともあれ、藤野自体はいいところで楽しかったです。





次回は「丹沢アートフェスティバル」のことを少し。


おしまい。
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